感動の蒸気機関車 Photo Blog

蒸気機関車と写真雑記のフォトブログ

2011.03.03.Thu

「雨に濡れた線路に映るSLと煙」にみる写真表現 #003

oneshot_003.jpg
 湯前線 免田 58654 1974/12/29
 アサヒペンタックスSPF 50ミリF1.4 ネオパンSS

 写真表現のなかで、被写体の人物が空のフレーム(額縁)を
持って撮る手法がある。
「写真の中に写真」というような、切り取る行為である写真という
ものに、さらに額縁で視野を限定(アイキャッチ)させる効果がユニ
ークなのだろう。

 僕が現役蒸機を撮影していた頃、鉄友がよくやっていた面白い
撮り方があった。
停車中のSLの前に出て、片方の線路を超ローアングルで手前に
大きく引き寄せてSLと一緒に撮影するのである。
これだけでも結構、格好良く撮れるのだが、それが雨に濡れた
線路になると、線路にSLと煙が写るので情感が加わるのである。
当時、僕はこのテクニック!?アイデア!?
(たぶん、鉄道写真家の作品をヒントにしたのだろう)に感動して、
停車中のSLを見る度に線路に寝転ぶようにして撮影したことを
想い出す・・・。

 「額縁を持って微笑むモデルの写真」「雨に濡れた線路に映るSLと
煙の写真」作品としての写真は、目に見えるものをただ写すのでは
なく、自ら作り出すもの、「作画」であるということを教えてくれた。

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